きれいにしたい場所

今週も何を書こうかなと思って、はてなブログのお題が「きれいにしたい場所」ということでそこからお題をいただく。

ちょっと前に焚き火を趣味にしたということを書いた。少しずつ薪を集めたりしていたが、夫婦互いの日程がなかなか合わない。連休のたびに夫は地方のクライミングの大会のお世話やらスポーツ団体の役員として挨拶やらで出かけるし、私も会合が入ったりする。が、あまり気温が上がると暑くなるので、その前にやりたいということで3月31日に決行した。

しかしもう充分すぎるほど暑かった。火のそばにいると暑過ぎる。

焚き火に薪をくべながら夫が「ゆかりんがもらう酒の入った木箱が良く燃えるなあ」と大きな声で言うのだが、ご近所さんに聞こえるのでそんなことを言うのはやめてくれよと小さい声でたしなめた。

で、無事に焚き火を終えたあと、後片付けをしていた夫が「あっ」と大きな声で叫んだ。なんと。2月に張ったばかりの庭の人工芝が焚き火の火力で溶けてしまったのである。

ええーっ。

防火マットを敷き、地面から少し底上げした場所で焚き火をしても、高熱になって人工芝の素材が溶けちゃったのだ。

ちょっとチリチリしちゃった人工芝を思い出しつつ、今週のお題の「きれいにしたい場所」は溶けた人工芝だなと思った。どうしようかなあ。ウッドデッキ風パネルを敷くかなあとか、いろいろ考えてはいるんだけど。今後の焚き火のことも考えてまだ結論は出ていない。

新しい仲間が入りました

4月、例年であれば新卒の紹介をする時期なのだが、今年の4月は新卒採用がなかった。が、中途採用で新しい仲間を迎え入れることができた。総務配属でITパスポート、簿記二級なども持っておられるC.F.さんである。これまでの経歴を見ても、経理事務や広報、人事など幅広くやっておられ、社内の業務改善にも力を貸してくれそうなかたなので、大変ありがたい戦力だ。

そもそも今回Fさんの採用に至るには、初めての人材紹介制度を使った。人材派遣会社二社に打診をし、幾人かの候補を出していただき、面接及び簡単なOffice製品を使った実技試験をした。

人材紹介制度では予定年俸の〇%を採用成立時に払う、という契約を結ぶので、通常採用としては費用がかかるほうである。事実、人材派遣会社の一社からは「費用がかかるのになぜ紹介制度を利用するのですか」と質問された。こちらとしては信頼ある会社からの紹介であればそれなりに人選の段階でフィルターをかけてくれるだろうと考えたからだと答えさせてもらった。費用はもちろん必要経費なので払うことに躊躇はなかった。

考えてもみればこれまでエンジニアの採用、しかも新卒採用ばかりやってきた弊社としては初の試みだったが、割とスピーディーに良い出会いを得たと思っている。特に働き方改革以降、バックオフィス系の業務量は爆上がりでここにかけるコストを渋るのは得策ではない。

そんなわけで初めて人材紹介を使った感想としては

  • 中途で欲しい人材が明確な場合にマッチする人を探してもらえる
  • 想定年俸を共有しながらマッチングしてもらえるので応募者・企業ともに条件面のすり合わせが事前にできる
  • 内定期間から初出社までの間は紹介会社が双方をケアしてくれる

などが良いなと思った次第です。

練習していること

年度でさすがに忙しく、書くことを思いつかないので「はてなブログ」の「今日のお題」より「練習していること」について書く。

ここ数日、久しぶりに万年筆や筆ペンで手書き文字の練習をしている。社名変更やら50周年やらで忙しくなってしまったので以前習っていたペン字教室をやめて2、3年経ったのだ。もう字を書くモチベーションは下がり切っていたのだが、最近、万年筆を使って絵や日記を書いている人のSNSを見つけて「書く」っていいなあと思って、ふたたび文字を書きたい思いが再熱している。

幸いにも、ペン字教室を辞める時に先生からいただいたテキストがどっさりあるので、それを毎朝少しずつ練習に使っている。

そういえば昨日たまたま、ペン字教室が入っている建物で仕事をしている事務局員さんが訪ねてきてくれたので、ペン字の先生への、「今は一人で練習しています」という伝言を伝えてください、とお願いしておいた。

事務局員さんはさっそく伝えてくれたようで、今日、先生からメールが来た。私のことを「私のお母さん--山本さん」と呼びかけられている。私より年配だと思うのだが、なぜかいつも私はその先生の「お母さん」という設定になっていて、何かあると相談されていたっけなと思い出した。

菓子パンとちくわ

「お金なんてただの数字」、ごくたまにそう思ってみることは可能だ。特にキャッシュレスのシーンも増えた今では。

一方で「年齢なんてただの数字」という言葉もあるが、これは少し信じにくい。経年による外見の変化、体力の低下は事実として年齢を突き付けてくる。

ところで、私のテニスのお友達で73歳になる春子さん(仮名)という女性がいる。春子さんはとにかくパワフルなかたである。毎週、自分が主催する登山のサークルの仲間と一緒に登山をしているのだが、彼女の登山のグループラインには100名を超えるメンバーがいる。また、テニスも週に何度かやっているが、自分が慕うコーチがいるからと夜の8時半からのレッスンに行ったりしているし、朝練をしようということになれば朝の6時半から参加する。テニスの錦織圭選手のおっかけなので、ある時は有明コロシアムでテニス観戦をし、また今のシーズンは信州にスノーシューを楽しみに行ったりする。年末年始はアメリカにいる娘さんの元に二週間ほど行き、そこで強盗団を警官が取り押さえるシーンに立ち会ったりという武勇伝を聞かせてくれる。アメリカから帰国したら、すぐ翌々日には山登りかテニスをしているという具合だ。まだ仕事もしている。

ところで先日の日曜は山の縦走大会があり、ボランティアで参加者を募り、自身も参加していた。ところが生憎の雨ということで協賛で提供された菓子パンとちくわが120個余ったという。「へ~」とインスタで眺めて感心をしていたのだが、昨日、夜8時にテニスのレッスンを終えた私を待ち受けたように春子さんがテニススクールで声をかけてきて紙袋を渡してきた。中には数個の菓子パンとちくわが入っている。「この時間に来たらゆかりんさんに会えるかと思って」と言う。そして、他のレッスン生やテニススクールの職員さんたちに菓子パンとちくわを配っていた。

「明日からまた山旅に出かけるから」と、腐らせてしまわないようあちこちに配り歩いていたのだった。

春子さんの口から「疲れた」という言葉を聞いたことは一回もない。いつも、何かしら予定を作り、せっせとあちこちに行き、そして年齢問わない多くの友人を持っている。春子さんを見ていると「年齢なんてただの数字」であり、年齢という呪いをかけるのはいつも自分自身なんだなあと思わされる。

ところで菓子パンは地元のパン工場の協賛で提供されたことは分かったのだが、ちくわはどういう経緯で?と思って調べてみたが、なるほど、ここいらにはちくわ工場もあるんだなと知った。

あみだくじ

先週の土曜の19時に、私は自分の住む地域の公民館に向かった。年度末の会計報告を聞いたり、次年度の役員を決めたりするために、毎年3月に召集される。

会計報告は滞りなく終わり、次年度の役員選出の時間となった。例に漏れず、誰も立候補する人はいない。通常であれば輪番制を取るのがいいだろう。しかしうちの地域はそうはなっていなかった。次回から輪番制を取ろう。そうすれば揉めないし、次の番が回ってくる人は心の準備もできるね。ということで話はまとまった。

しかし、初回だけはそうはいかない。誰が輪番制に移行する際の最初の代表になるのか。

いろいろ譲り合った結果、直近で何の役もやっていない私を含む5名まで絞り込まれた。そのうち4名が女性、1名が男性である。中のひとりの女性などは「私はパソコンが使えないから」と震えるように言った。「私もパソコンが使えない…」と言ってみたかったがさすがに無理があるので黙っていた。こうなったらやりたくないのは誰も一緒だということで、「あみだくじ」で決めることになった。

5名の中の唯一の男性氏は、体型が少し丸っこくて、丸い眼鏡と髭がとても似合っている面倒見の良さそうな中年の人で、女性から言われてあみだくじを作り始めた。一人の女性が緊張感を緩和しようと思ったのか、唐突に男性に向かって「肌、きれいですね」と言った。男性は謙遜しながら「お風呂上りなもので」と答えた。その会話はとてもほっこりとして良かったのだが、だからといって「これからあみだくじを引く」という緊張感を大して緩和するものでもなかった。

そうして、あみだくじに見事当たったのは私だった。普段、くじというくじに当たったことはないというのに。

そのあとは、みんな、私にとてもやさしくしてくれた。

最近の夫ご飯

夫のご飯を時々載せていたが、最近はあまり夫の作ったご飯を載せていなかったので久しぶりに載せておこう。というか、最近あまり夫の作った料理を食べていない。夫は基本的に木曜日に料理をするのだが、木曜日に出張に行ったりと家を空けることが多いのだ。でも、作り置いてくれれば翌日食べることもできる。

⇓これは先週の金曜日に作っていたポトフ。

ポトフは夫のレパートリーに最近加わった。すでにスーパーで「茹で野菜」として売られている加工されている野菜と、ウィンナー、それに水を入れてゆだったら粉末コンソメで味をつけるだけなので、夫としては「カレーより楽!」「しかも肉(ウィンナー)も野菜(加工済)も摂れる」ということなので、一品での万能料理なのだ。

⇓これは昨晩焼いてくれた冷凍餃子。餃子だけでは野菜が足らないので、レタスを千切って添えてある。あと、アマノフーズの卵スープもついていた。

少し羽根の部分が焦げてしまったと言っていたが、全然大丈夫!ありがたくいただく。

ちなみに夫のレシピは今のところ

  • 麻婆豆腐
  • 回鍋肉(クックドゥーなど使用)
  • カレー(グルテンフリーのカレー粉+加工済茹で野菜)
  • ポトフ(加工済茹で野菜)
  • 餃子(冷凍餃子)

などというところである。

私は帰宅時間が不安定なため夕飯も朝作って出ることが多いのだが、夫は帰宅してから作る。その時は私の帰宅時間を確認してくる。「ぼくは料理が上手じゃないから、出来立てを食べてもらわないと味が落ちる」という理由からだ。もちろん、出来立てを食べさせてくれるのはありがたい。

そんなわけでしばらく登場していなかったけど夫は元気です。

巻き込んでしまった

そろそろ気分も落ち着いてきたのだが、先週ぐらいまではとにかく「みんチャレ」というサービスが気に入っていて、そのことばかり熱く語っていた。なんだったのか。あの浮かれようは。もう落ち着いた。「みんチャレ」は日常の中に静かに潜り込んで、日常の一部に同化してしまった。

ワンシーズンに一度くらい行く洋服屋さんがある。そこで週に何日かお店に立っている店員さんと私は気が合う(と思っている)。私が試着した服をなんでも褒めたおして勧めてきたりせず、私が「なんだか違うなあ」と思ったときはその店員さんも「なんだか違いますね」と言う。私が「良いな」と思った服は「すごく合ってますね」と言ってくれる。別に無理に私に合わせているわけではなく、素直な感想として言ってくれる。

たまにしか行かない上に人生で3度めぐらいに会っただけの人に、私はまたしても熱く「みんチャレ」を勧めてしまった。そのほかにもしばらく盛り上がってしゃべり続けて、私はとても楽しい気分で店を後にした。

そして、夜、ハッとなった。買ったものを袋から出した時、おしゃべりに夢中になり過ぎて店員さんが品物を一つ袋に入れるのを忘れていたのだ。私もそれに気づかず帰宅してしまった。どんだけおしゃべりが楽しかったんだよ、と反省しつつ、「まあ、近日中にお店に寄ればいいか」と思って寝た。

翌朝、私が「みんチャレ」アプリを開いた時に、私が入っているチームに新しい人が入ってきていたので、「はじめまして!」と挨拶をした(グループラインみたいな吹き出しの会話ができるのだ)。そうするとその新しい人が「ゆかりんさん、分かりますか?」と返してきた。それですぐ気がついた。洋服屋さんの店員さんが「みんチャレ」で私のアイコンを探してチームに参加してくれたのだ。そこしか私に連絡を取る手段がなかったので苦肉の策とも言える。「私、忘れ物してましたよね?」と問うと、「そうなんです。お話に夢中になってしまって」と返事が来た。が、ここはチームのチャットであり、私的な会話はあまりできない。私は取り急ぎ「そちらに取りに行きますね」とだけ伝えてやり取りを終えた。

そんな経緯があって、今、洋服屋の店員さんは私と一緒に掃除のチームに入って日々頑張っている。無理やり巻き込んじゃったかなあという気がしないでもないけど、面倒になったらチームを抜けてくれても全然かまわない。

時々、アイコンを頼りに私を見つけてくる人がいる。このSNSの波のまにまに。