GW中のビブリオバトル

週一でブログを書こうと思っているが慌ただしくしているとあっという間に時間が経ち、ネタがなくてあわあわしてしまう。もう日が経ちすぎて申し訳ないがGW中にやったビブリオバトルの日のことを絵日記に描いているので、それを掲載してお茶を濁そうと思う。

ビブリオバトルはだいたいいつものメンバーで酒やら本やら持ち込んでワイワイやるのだが、あの日は6人ぐらいでやって、ここに掲載した本の写真はごく一部。実際に飛び交う本の量はもっと多い。

私はそんな中、「今日はお酒を呑まない」と決めていた。翌朝もテニスだったので。だが、ビブリオバトルに向かう前に寄ったコンビニでは酒のアテっぽいものばかり買ったので、コンビニのおばちゃんがなかなか手を緩めてくれなかった、ということを描いた。

あと、小さいコマに描いてある「だがしおじさん」というのは「お菓子の大町」の社長さんのことで、これはビブリオバトルからさらに一週間経ったある日の出来事だ。「だがしおじさん」はちんどん屋の恰好をし、高下駄を履いて登場するのだ。その高下駄の歯を長く過ぎたせいで、お菓子の大町の社長さんは一時期、足を骨折していたと仰っていた。高下駄の歯は、そんなわけで今は少し短くなっているのだ。「だがしおじさん」に会ったら、是非、高下駄の高さに注目して欲しい。

習慣化の話の続き

以前、「みんチャレ」という習慣化アプリが良い、ということを書いた。使い始めたのは今年の初め頃だったが、使い始めた当初よりもだんだん使い方がうまくなってきた気がする。

「みんチャレ」は「健康」とか「学習」とか「美容」とか「スポーツ」などのカテゴリでさまざまな定員5人までのチームが作られていてその中から自分に合うテーマやメンバー構成を選んでチームに参加する、もしくは自分がオーナーになってチームを作ることもできる。

ここで大事なのは、自分に合わないと思ったらチームをどんどん乗り換えるということだ。たとえば報告(チャレンジ)に「OK」をし合うのだが、「OK」のみで何のコメントももらえない、つまり会話がないチームだとやる気が萎えてしまう。それぞれのチャレンジに暖かい言葉をかけあう雰囲気のあるチームのほうが続け易い。

また、「今日はできなかった」「最近がんばれない」という理由をオープンにし合えるチームのほうが良い。体調が悪い日が続いたり、家族の問題があったり。そういうことを打ち明け易く、同時に踏み込み過ぎない程度に悩みに対して共感し合えたら良い。この雰囲気は私が女性なので女性が中心のチームのほうが作り易いかも。

更に、学習系だとちょっとしたアドバイスがし合える方が良いので、学習テーマが具体的で互いのレベルが近い方が良い。「毎日少しでも勉強を頑張る」といった感じのチームにいた時は、お互いにやっている学習がバラバラなので互いに相手の学習内容が分からないせいでコメントもしずらく、けっきょく離脱してしまった。今は、電気回路系のチームにいてレベル感も近いので、「この問題が分からない」みたいなことを相談する人がいて、そうなるとこちらもちょっと解いてみよう、などとなって刺激になるし、良いテキストも紹介し合える。

最後になんとなく「続ける意義」みたいなのが分からなくなってくることもあると思うが、そういう人には『続ける思考』という本がとても良かったのでお勧めしたい。

ブックデザイナーである筆者がどうすれば習慣を定着させられるかを書いているのだが、すべて筆者の体験なので参考にし易い。筆者のかたはたくさんの習慣を継続されているが、特に面白いチャレンジとして、47歳の時に48歳までにマイケル・ジャクソンのナンバーの振りを踊って動画を取るという挑戦をされていて、実際にその動画のリンクが掲載されているのだけど、自分で工夫して少しずつ踊れるようになっていく過程のくだりを読んだときは大変勇気づけられた。

今は、私は「みんチャレ」は6チーム入っていて、すべてのチームのチャレンジを朝の出勤前までに終えてから出勤している。生活にハリが出て、自分に自信がついてきた。

BLUE NOTE TOKYO

ゴールデンウイーク前に東京出張に行った折に青山のブルーノートに行った。日頃よりお世話になっている一回り年上の知人がちょっとした出来事のお詫びにということで誘ってくださった。私はブルーノートは初めてである。ブルーノートでは事前に公開されているスケジュールより公演を選び、ネットで予約する手続きが要るようで、更には軽食やディナーのコースなども選べる。

私が予約していただいたのは夜の20時半ぐらいからの公演で、待ち合わせの時間より中に入れるまでに時間があったのでブルーノートのBARで軽く呑んで時間をつぶした。

誘ってくださったかたは「今日の演目はよく分からない外人のユニットなんだ」と言う。実際にはジャズ界の巨匠ウェイン・ショーターとカルテットを組んでいた三人が、急逝したウェイン・ショーターに捧げるトリオ「CHILDREN OF THE LIGHT」を組んだというのは後で調べて分ったのだが、どうやらこのユニットはとんでもないテクニックを持ち、熱烈なファンがいたようで、席に通してもらったときにはすでに満席に近く、ファンが興奮していた。

更に誘ってくださったかたは向かって右の舞台すその席しか取れなかったこと詫びて「こんな席でごめんなさいね」と言うのだが、開演前にファンらしき人達がしきりに我々の前に立ち、舞台すそからドラムの写真を撮り、あれこれと話し込んでいる。誘ってくださったかたがその若い3人の人たちに「今日のトリオはすごいのか」「この席はもしかしてとても良い席なのか」と訊くと「まさにとてもグレイトなトリオで、そのプレイを見えるこの席は最高ですよ」と言う返事だった。

ホール係の接客も素晴らしく(多分、それも込みで観客が集中して演奏を楽しめるように配慮している)、食事のコースが始まる前にアレルギーについて確認されたので、「グルテンアレルギーです」と言うと、即座にグルテンフリーのメニューに変更してくれたりもした。

「CHILDREN OF THE LIGHT」の演奏はこれまでに私が聴いたことのないような類のジャズだった。どういったらいいのかな。陳腐な表現に聞こえるかもしれないが、宇宙のような音楽でとても大きなスケールの音楽を聴かせてくれた。

JAZZのセッションでスタンディングオベーションが起こるのを、私は初めて見た。誘ってくださったかたに訊いても、スタンディングオベーションは初めての体験だったようだ。

誘ってくださったかたは、「たまたまだったけどラッキーだったね」と仰っていたが、本当に素晴らしい夜を過ごすことができた。

役に立つ記事だった気がして、探した

少し前に新聞のコラムで何か役に立つことが書いてあった気がして、数日分探した。大事だった気がし出したのが4月16日ぐらいだったのだが、さかのぼって4月10日ぐらいまで過去の新聞をめくった。めくったが見つからなかった。しょうがないので、ネットで検索してみたところ4月10日の記事であった。ありゃりゃ。どうして見過ごしたかなと思って4月10日の記事を探したらちゃんと見つかった。

記事の内容は魚の群れについてだった。水産学者のかたが魚の群れを観察して感じたことが書かれている。水産学者は魚の群れを見ていると民主的だなと感じる瞬間があるそうだ。群れの先頭にいる魚が群れの方向を決めるのだが、先頭の魚が方向を変えた時に、群れ全体がその方向に進むかどうかは、みんながついていくかどうか、つまり多数決で決まっているように見えるからだそうだ。先頭の個体が慌てて群れに戻ることもあれば群れが分裂してしまうこともある。

水産学者は面白い現象について書いていた。魚に目隠しをしたりして突拍子もない行動をさせると、それがリーダー役になって群れがついていくそうだ。より強い刺激に反応して動く習性があるためだと考えられている。この現象を、ドイツ国民が集団でヒトラーに追従してしまった史実になぞらえて警鐘を鳴らす議論も、半世紀前にあったそうだ。

というようなコラムを、何かリーダー論として参考にできるだろうかと記事を読んだときの私は咄嗟に思ったのだった。そうして見つけ出して何度か読み返したが、特に参考にできることもないような気がしてきた。この手の教訓めいたエピソードにこじつけてそれらしい人間習性について語るほうが危ないな(でも脳は面白いと感じてしまう)。そんなわけでしばらく考えてから記事を捨てた。

最近こういうことがとても多い。流れてくる情報をいちいち溜め込んだりしなくなった。ま、そんだけの話。

「令和6年能登半島地震チャリティ駆動LT大会」参加

先週の土曜日に「令和6年能登半島地震チャリティ駆動LT大会」に参加した。場所はいつもの岡山が誇るRyoteiの座・スタジアムという部屋。主催はいつもありがとうの、弊社役員の角田だ。

gbdaitokai.connpass.com

いつものRyoteiというお店。参加者は21人の参加者ということで少し少な目。それでも、福岡、高知、広島、愛知、栃木などから多くの県外勢が来られていて、その中にはお久しぶりのかたもいれば初めましてのかたもいた。

座・スタジアムはビュッフェ形式の食事も特徴的。

私は発表枠で参加させてもらっていてシャープのBrainでLチカをするという目標を立てていたテーマ(結局カーネルコンパイルまでで、Lチカはできていない)でLTをさせてもらった。この件では、元ネタである日経Linuxの記事を書かれていた Takumi Sueda さんに大変お世話になった。途中なかなかうまくいかなかった原因がWindows上で動くWSLを過信し過ぎていたことにあったのに気づかなかったのは恥ずかしい限りである。

自分のLTを終えて食事をとっていると、何人かのかたが話しかけてくれた。会社の後輩を連れて来て紹介してくれた人。別のコミュニティのイベントでお会いしていて久しぶりに再会した人。広島から来ていた人が私のLTを聞いて現役のエンジニア感が感じられたと言ってくれたのは少し嬉しかったかな。

正直、この手のコミュニティに私ぐらいのもういい歳の、しかも現役バリバリでない者が参加することに対してどんなスタンスで行けばいいのかと少し迷いを感じ始めている。でも、だからこそ、コミュニティの活動を燃料にしてもうちょっとだけ自分なりのエンジニアリングを頑張ってみよう、その成果を持ってイベントに参加しよう、と今回は特に特にそのことを心掛けて参加させてもらった。

最近、筆記具にハマっている。

  • 永岡書店 風としゃぼん玉 エアリーピンクガラスペン スターターセット ガラスペン
  • 鳥の葉工房 かたちのスタンプ フィルム
  • 『日経WOMAN』11月号 リトルミイ万年筆 インク パープル
  • 無印良品 さらさら描けるゲルインキボールペンノック式 黒、ピンク
  • 無印良品 ラインマーカー うぐいすいろ

きれいにしたい場所

今週も何を書こうかなと思って、はてなブログのお題が「きれいにしたい場所」ということでそこからお題をいただく。

ちょっと前に焚き火を趣味にしたということを書いた。少しずつ薪を集めたりしていたが、夫婦互いの日程がなかなか合わない。連休のたびに夫は地方のクライミングの大会のお世話やらスポーツ団体の役員として挨拶やらで出かけるし、私も会合が入ったりする。が、あまり気温が上がると暑くなるので、その前にやりたいということで3月31日に決行した。

しかしもう充分すぎるほど暑かった。火のそばにいると暑過ぎる。

焚き火に薪をくべながら夫が「ゆかりんがもらう酒の入った木箱が良く燃えるなあ」と大きな声で言うのだが、ご近所さんに聞こえるのでそんなことを言うのはやめてくれよと小さい声でたしなめた。

で、無事に焚き火を終えたあと、後片付けをしていた夫が「あっ」と大きな声で叫んだ。なんと。2月に張ったばかりの庭の人工芝が焚き火の火力で溶けてしまったのである。

ええーっ。

防火マットを敷き、地面から少し底上げした場所で焚き火をしても、高熱になって人工芝の素材が溶けちゃったのだ。

ちょっとチリチリしちゃった人工芝を思い出しつつ、今週のお題の「きれいにしたい場所」は溶けた人工芝だなと思った。どうしようかなあ。ウッドデッキ風パネルを敷くかなあとか、いろいろ考えてはいるんだけど。今後の焚き火のことも考えてまだ結論は出ていない。

新しい仲間が入りました

4月、例年であれば新卒の紹介をする時期なのだが、今年の4月は新卒採用がなかった。が、中途採用で新しい仲間を迎え入れることができた。総務配属でITパスポート、簿記二級なども持っておられるC.F.さんである。これまでの経歴を見ても、経理事務や広報、人事など幅広くやっておられ、社内の業務改善にも力を貸してくれそうなかたなので、大変ありがたい戦力だ。

そもそも今回Fさんの採用に至るには、初めての人材紹介制度を使った。人材派遣会社二社に打診をし、幾人かの候補を出していただき、面接及び簡単なOffice製品を使った実技試験をした。

人材紹介制度では予定年俸の〇%を採用成立時に払う、という契約を結ぶので、通常採用としては費用がかかるほうである。事実、人材派遣会社の一社からは「費用がかかるのになぜ紹介制度を利用するのですか」と質問された。こちらとしては信頼ある会社からの紹介であればそれなりに人選の段階でフィルターをかけてくれるだろうと考えたからだと答えさせてもらった。費用はもちろん必要経費なので払うことに躊躇はなかった。

考えてもみればこれまでエンジニアの採用、しかも新卒採用ばかりやってきた弊社としては初の試みだったが、割とスピーディーに良い出会いを得たと思っている。特に働き方改革以降、バックオフィス系の業務量は爆上がりでここにかけるコストを渋るのは得策ではない。

そんなわけで初めて人材紹介を使った感想としては

  • 中途で欲しい人材が明確な場合にマッチする人を探してもらえる
  • 想定年俸を共有しながらマッチングしてもらえるので応募者・企業ともに条件面のすり合わせが事前にできる
  • 内定期間から初出社までの間は紹介会社が双方をケアしてくれる

などが良いなと思った次第です。