要約がうまい人と下手な人

私はもう何年来という付き合いの映画サークルがあり、最近でこそ参加がなかなかできていないのですが、それでも年に何度かは顔を出しています。課題作品がメイン・サブ合わせて3本ぐらい決まっているので、そのうちのいずれかでも観てから参加をすればいいのですが、3本とも観るのは困難なのでせいぜい1本か2本観ての参加になります。映画を観た感想を順番に述べるだけのシンプルな会なのですが、課題作品を観ずに参加する場合、観たことのない映画の感想を聞くことになるわけで、そうすると感想の語り手もあらすじなどを交えながら感想を述べてくれたりします。

少し前にもそうやって課題作品を1本しか観ないで参加したのですが、そこにご新規の参加者が来られていました。その方の映画のあらすじの要約がとても分かりやすかったのに少し驚きました。映画を年間50本、100本と観ている人も多い中、あらすじを上手に語れる人というのはほとんどいない。むしろ、語り手の思いが載せられると偏った視点からのあらすじになることが多い。そのため、Aさんから聞くあらすじとBさんから聞くあらすじでかなり印象が変わってしまうこともよくあります。

そんな中で、新規ご参加さんのあらすじがとても頭に入りやすく感心してしまいました。映画は映像で語り、語り手は言葉で映画を再構築する。けれど、その再構築の巧拙には大きな差があるのだと、あらためて感じさせられたのでした。

どちらかというと課題映画を観られていないまま参加することが多く、これまでは良き聞き手であろうと努めてきましたが、語り手のテクニックについて気づきがあったのは今回が初めてだったのでちょっとメモとして書いてみました。

薄い洋書を読む

以前、英会話スクールに通っているということを書きました。そのスクールが今年の初めに閉校になったため、その後の英語学習についてずっと考えていました。

何を考えていたかというと。まず、英会話というのは英語の高度な実践の力が必要ですね。個々の単語の語彙を増やすだけでなく、文法も押さえておく必要があり、更に咄嗟のフレーズを単語単位でなく文章単位で固まりで覚えておかないといけない。聞き取れないといけないので耳も慣らしておかなければならない。それには私の英語力は足りてなかったなあと思ったわけです。

それで今回は私はまず「読む」だけに特化して学習しようと思いました。そう口にすると「でも、日本人って読むのはできても喋れないんでしょう?」って突っ込んでくる人がいます。それで「ああ。読めるだけじゃダメなんだ」って思っちゃいますよね。でも、読めるってすごくないですか。ロシアに行った時に、「案内表記が英語か中国語だったら読めるのに、ロシアだとそれができない!」と思ったんですよ。だから、英語が読めるってすごいことで、まずそこにきちんと自信を持つことが大事だなあと思いました。それに、「読めるったって、ブラウザの翻訳の助けを借りて読んでることがほとんど」だったりもするので、実はある程度の長文を読みこなすってだけでも相当にすごいと思うんですよね。

などということをつらつら考えて、ふと書店でオックスフォードの英語学習教材である、薄い洋書を手に取ってみました。これ、レベルがいろいろあって、レベル1だとだいたい中学ぐらいの語彙力でストーリーが分かるようになってます。

一冊目は『レ・ミゼラブル』を買いました。このお話は私の幼少時に「みなもと太郎」という漫画家の先生の漫画版『レ・ミゼラブル』の上巻を持っていて、何度も読み返してました。でも、下巻をなぜか買ってもらってなかったんで、ずっと最後がどんなお話になるか知らないまま大人になったんです。ついにこのお話の結末が分かる、と楽しみながら読むことができ、更に一冊の洋書を(薄いといえど)読み切れたのは自信にもなりました。

その時の絵日記がこちら。みなもと太郎先生の画風を拝借して、主人公のジャン・バルジャンが一夜の宿を提供してくれた神父さまの家にあった銀の燭台を盗むワンシーンを描きました。

これに味を占めたので、今は二冊目を読んでいます。二冊目のチョイスは『オペラ座の怪人』です。ね?タイトルは有名なのにストーリー知らない本、気になるでしょう?たまたま、『レ・ミゼラブル』も『オペラ座の怪人』もフランスのお話だったなあと思いつつ、楽しく読んでいます。

漠然と英語を勉強したい、ではなく、どこに注力して学習するか、を改めて考えてみるといいかなと思います。逆に英語の単語を覚える努力というのは、私の場合は英語学習の「苦手感」を強化するだけなのでやめました。放っておいても、常に英文に触れていれば語彙って自然に少しずつ増えるので、それでいいかなと思ってます。

あと、NHKラジオ英会話はオーディブルで購入して聴いてます。長年ラジオ英会話の講師をされている大西泰斗さんの解説が大好きです。

以上、私の最近の英語学習事情でした。

セキュリティ研修2025

4月19日(土)、全社員対象にセキュリティ研修と懇親イベントが開催されました。今年も関東メンバーも合流し、全体を通して学びと交流の深まる一日となりました。

第一部:セキュリティ研修 〜攻撃事例から学ぶ〜

第一部では、セキュリティ委員会による発表が行われました。近年のセキュリティ攻撃の事例をもとに、その内訳や具体的な防止策の観点からの解説があり、参加者一同真剣な面持ちで聞き入っていました。 また、研修の理解度を測るためのセキュリオというサービスによる「理解度テスト」についてのアナウンスもあり、後日受験してもらうことになっています。

第二部:グループワークで実践力を鍛える

第二部ではイベント委員会が中心となり、グループワークを実施しました。テーマは「想定されたインシデント」。実際の企業で使われているインシデント報告フォーマットを用い、各グループが仮想のセキュリティインシデントに対してどのように対応するかを議論・発表しました。 現実に即した内容だったため、「明日から使える知識」として非常に実践的で有意義な時間となりました。

夜は懇親会@ロイヤルアートホテル

研修後はロイヤルアートホテルにて懇親会を開催。特に盛り上がったのが、新人3名へのインタビューコーナー。それぞれの個性が垣間見える内容でした。

また、今回はあらかじめ席次をしっかりと決めていたため、着席がスムーズで、どのテーブルも会話が自然に始まり、終始和やかな雰囲気でした。

二次会はBAR社長室リニューアルのお披露目も兼ねた社内呑みをしました。ロイヤルアートホテルでの懇親会の後で有志が会社に戻り、二次会として社内呑みを実施。会社にストックされていたお酒がぐんぐん減るほどに盛り上がり、中にはかなり酔ってしまった人も…。

普段なかなか話す機会の少ないメンバー同士が親睦を深める貴重な時間となりました。

今後も「学び」と「つながり」を両立させるイベントを継続していきたいです。

参加したみんな、お疲れさまでした!

米子研修、寒さより大変だったのは

先日の日曜は代理出席で米子で開催されたロータリークラブの研修に行ってまいりました。

行くのに乗ったのは「やくも(岡山駅と島根県・鳥取県方面を結ぶJR西日本の特急列車)」。一時間に一本の運行なので乗り過ごすと大変なのですが、ちょっとショックだったのは、あれだけ時間も確認して早めに家を出たのに、なぜか発車直前の駆け込み乗車になってしまったこと。なんとか乗れて良かった~。

思ったより雨がしっかり降り風もあったので、軽装で参加のかたも多かったのだけど、コートと傘は必須でしたね。

着いたらちょっと時間があったので、同行した人たちとカフェでお茶。

会場に着いたら、テニスのお友達もいたし、その他多くの知り合いのかたたちとおしゃべりできたので楽しかったです。もちろん戻ったら報告もしないといけないので、しっかりメモ取りながら研修に参加しました。

問題は帰り。「やくも」はカーブや坂の多いルートを通るので、揺れるので有名です。新しい車両になって揺れが軽減されたと思っていたのだけど、やっぱり酔ってしまいました。本が読めずに二時間ほど座ったままじっとしておくのはけっこう地獄だなと思いました。

そこそこ疲れて帰宅したら、注文していたミニプリンタ(感熱紙を使うレシートサイズ用プリンタ)が届いてたので疲れも吹き飛びさっそく開封の儀。

カフェでの写真はこんな感じでプリントできます。

裏はシールになっている用紙にプリントしたら、手帳に記録として簡単に貼れて超楽しい。でも実は私は勉強に使いたいなあと思ってます(図とかグラフとか)。また使い方はこなれてきたら紹介していきますね。

春のテニス大会

今年も参加しました。オールロータリアン春のテニス大会。ここ数年の私の恒例となっているこのイベント、今年の参加は10組とやや少なめ。とはいえ、いつものように2リーグに分かれての総当たり戦、そして最後は順位決定戦という、ガチすぎず・ユルすぎずの絶妙なフォーマットです。

さて、今年のわがペアはというと…。

最終結果は「5位」。

なんとぴったり、ちょうど真ん中。まるで「ここにいれば安全だよ」とでも言われてるような、絶妙なポジション。

毎年参加している方々は、着実に腕を上げています。 テニスって、年齢を重ねても本当に上達できるスポーツなんだなあと感心するばかり。 私も「努力はしてるつもり」なんですが、相手も同じだけ、いやそれ以上に努力してるので、順位はだいたい妥当な線です。現実は素直ですね。

今年の最高齢のかたがなんと85歳!しかも週に2回、テニススクールに通っておられるとのこと。「筋力が落ちるのを感じるよ」と話されていましたが、その姿勢に心から敬意を表したいです。

ちなみに私はまだそこまで年季が入っていませんし、まだ筋肉はつくと信じてます。

というわけで、今年も楽しく、ほどよく汗をかき、そしてなにより「続けることの価値」を再認識できた一日でした。テニスも仕事も、年齢も立場も越えて、「続けてる人が強い」というシンプルな真実を感じました。

次回は9月に松江で開催です。ど真ん中を目指して…いや、できれば一歩上へ上がりたいです。

今年も新たな仲間をお迎えしました

こんにちは。

4月ですね。というわけで新たな三名の新入社員を迎えて2025年度がスタートしました。

一日にはささやかながら入社式を行い、新入社員のかたには決意表明をしていただきました。

フィネットファームのイラストの前で記念撮影、ぱちり。

私はまだお一人お一人とはゆっくり接していないのですが、それぞれに強みがありそうでそこを伸ばしていけたらと思っています。私も例年のごとくLinux研修を受け持たせてもらうので、その時にしっかり個性を把握できればと思っています。

採用向けに社内案内動画を撮りました

すでに26卒者さまを対象とした採用戦線が始まっているが、そのコンテンツに何を用意するかには毎年悩まされている。特にオンライン形式での開催用に、社内の雰囲気を少しでもお伝えできればと社内の案内動画を作っているが、一度作れば良いというものではない。社内の内装や設備も変わるし、社員構成も変わっていくので、できるだけ最新の情報で動画を作り直したい。

今年度は総務のメンバーが入れ替わり、採用に企画から参画してくれることになったので採用動画作成にリソースを割けるようになったのを機に、社内突撃インタビューをお願いしたのが「株式会社イベントハンドラ」さん!母体が株式会社サブスレッドさんという同業者であること、これまでにもエンジニアイベントで司会やナレーションといった形でお世話になっていることもあって、ぜひお願いしたいと思ったのだ。

こういう時、通常は広告代理店などが仕切って、「イメージIT業界」の再現を求められることが多いのだが、どうも違うなあと思っていた。イベントハンドラさんなら大丈夫。そういう確信があった。

イベントハンドラの山城戸さまにお越しいただき、13時半ぐらいから始まって18時までに及ぶ長時間、試行錯誤しながら撮影を行った。特に山城戸さまは経営者目線もお持ちなので、なんというか会社の中身に迫っていただくのに一抹の「照れ」みたいなものもあったのだが、外からの目線が入ることで言語化できたことや、自分たちの良さの再発見などもできてとても貴重な時間となった。山城戸さまにはしっちゃかめっちゃかな社長インタビューにもお付き合いいただいてさぞかしお疲れになったかと思う。

ただいま絶賛、総務が動画の編集中なので出来上がりを楽しみにしたい。

最後にイベントハンドラの山城戸さま、愛川さま、また弊社の総務の二人には準備段階からたくさんの提案をいただいて、学びの多い時間を過ごさせてもらえたこと感謝です。本当にありがとう!

サムネ用に撮ってもらった山城戸さまとのツーショット、載せておきます。