少し仕事に余裕ができたので、そろそろノベルティグッズのデザインにも手をつけようかと思っています。そうなると、もう少しは Adobe 製品を使いこなせるようになりたい。そんな気持ちから、夏季休暇前に何年かぶりにペンタブレットや左手デバイスなどを揃えました。

ところが、いざ道具を手元に揃えてみると、取りかかるのが億劫になってしまうものですね。いまだに左手デバイスは箱から出せていません。
さて、今回の夏季休暇は前回のエントリでも触れたように、久しぶりに半田付けをしました。その勢いで「もっと作りたい欲」が高まり、ピルケースを利用した紫外線投光器を製作しました。調べてみると「フリスクのケースを利用」という作例がよく出てくるのですが、最近のコンビニの品揃えはミンティアに置き換わっているようで、昔ながらのスライド式のフリスクケースはあまり見かけなく、結局、類似の形のピルケースを買いました。
その工作のために長年の懸案だったグルーガン(ホットボンド)もようやく購入しました。これがすごく楽しい!半田付け好きな人ならきっと気に入るツールだと思います。ただ、扱いが簡単なグルーガンですら、最初の一回はやはり億劫で、パッケージを開けるまでに少し時間がかかってしまいました。


紫外線投光器で、たとえば、クレジットカードに当てると「VISA」の文字が浮かび上がってきます。成功。楽しい!

こうして考えてみると、新しいガジェットに手を出すときは、どうしても最初の一歩のハードルが高い。でも、そのハードルを越えた瞬間から、確実に「能力の拡張」が始まるのだなあと感じます。
最近、脳科学者・池谷さんの本を読んだのですが、紙と鉛筆は記憶や思考を補うための「拡張ツール」であり、ツールと脳を行き来できる人ほど学習がうまいのだそうです。もちろん、紙と鉛筆はパソコンにも、そして各種ガジェットにも置き換えられるでしょう。
その昔、東大で行われていた六本目の指を拡張で増やして脳が使いこなせるかという実験をテレビで見たように思うのですが、脳にはまだまだ拡張のためのプラグがいっぱいあるんだなあと考えると面白いなといつも思うのでした。