最近、読書記録はとても簡単なものになった。以前は読書メーターなどのサービスを使っていたのだが、いつの間にか記録が億劫になり、ログインもできなくなってしまった。代わりにとっている方法は、
①LINEで自分一人だけがメンバーのグループを作る。 ②そこに読んだ本の写真をアップして、場合によっては簡単な感想を書く。
それだけだ。読書メーターなどのアプリを立ち上げるよりLINEを立ち上げるほうがはるかに記録をつけるハードルが下がる。 このグループLINEを使うやり方は新井リオ著『英語日記BOY』にヒントを得たものだ。著者が紹介していたのを真似て「フレーズの種」と名付けたグループLINEを作り、そこに意味が分からないフレーズを記録とその訳をメモするというのをやっていたのだが、結局、読んだ本も同じようにLINEグループを作り、そこに本の写真を投稿していくことにした。
前置きが長くなったが、本は今はそんな簡単な形で記録を取っている。 4月に読んだ本は
『マダムたちのルームシェア』sekoko seko(漫画)
『モチベーション大百科』池田貴将
『本当の勉強法』望月俊孝
『「技術書」の読書記録』IPUSIRON/増井敏克
漫画を除くとなんだか似たような本ばかり買っているなあと思う。
これらの中でオススメするとすれば『「技術書」の読書記録』である。まずキャッチコピーが良い。「縦横無尽に読んで、読んで、読んで、時代の最先端を悠々とゆけ」となっている。うっとりするようなフレーズだ。
第一部では「何を読んだらいいか分からない」という技術書選びの初心者に向けた内容が載っていて比較的親切なのだが、後半になってくると、英語の技術書の読み方だとか、本を断裁機にかけて分冊して持ち歩くだとか、かなりタフな読書法が載っている。これも私にはグッとくる。実は私も過去問の問題集を分冊(といっても綺麗にカットするのではなく無理やり引きちぎるという荒っぽいやり方で)、外出中に持ち歩くことがあるのでかなり共感できてしまうのだ。
更には読書に便利なグッズの紹介もあり、「いろいろ読み方を工夫したが、こういうやり方までは思いつかなかったなあ。上には上がいるなあ」と思わせてくれる。それも著者自身がまさに自分が実践したことを写真付きで紹介してくれているのも素晴らしい。
とまあ4月を振り返ると、勉強本ばかり買い込んでいる(つまり勉強そのものは進められていない)のだが、もうこうなると、趣味は「勉強法の模索です」と言ってもいいのではないだろうか。