夫が数年前からちょこちょこアウトドアスポーツの道具やウェア、携行食などをネットでよく買うようになっていて、それを見て正直「もう似たようなものを持ってると思うのに」「無駄遣いだなあ」などと思っていた。私はといえば、趣味を始める際にいろいろ揃えるところまではお金を遣うが、意外とそのあとは「持ってる道具でどうにかしよう」と思って財布の紐を締めるタイプである。
しかし、先日ハッと気づいたのであった。趣味を続けるってある意味でお金を使い続けることでモチベーションを維持する必要があるのだなということに。逆に言えば出費が苦にならないものでないと趣味は続かないのではないか。
そういえば、この2年ほど社の50周年のことに忙殺されて電子工作をやっていなかったなあと思い、ちょうどいま新人にRaspberryPi研修をしているのもあって、なにかちょっとした工作の道具を買いたいなあと思って、LEDチェッカーを買った。
ピンセットみたいな形状で、LEDの足にそれぞれ接触させることで導通チェックするというものである。
買ったあとでそういえば、別のLEDテスターを持っていることを思い出したのだが、こういう簡単なものもあってもいいなと思った。たとえばマルチカラーLEDだとどの足とどの足をつなぐかで何色が点灯するかが変わるというのを、初めてマルチカラーLEDを使う人に見せてあげたりもできるし。
久しぶりに道具を買うとわくわくするものだ。電子工作の世界ではいろんな面白い道具がいっぱいあって、それに心惹かれて始めたんだったなということを思い出させてくれた。どちらかといえば私自身はケチ臭いタイプなのだが、それが趣味のモチベーションを下げることにつながっていたのはおおいに反省するところだ。
沼にハマるとは無限に課金することなのは当たり前じゃないか。何を今さら。と仰る人も多いかとは思う(心当たりがあり過ぎる)。
でも、どんどんお金を注ぎ込むことは怖いが、怖いなりに目標を持って課金しながらモチベーションの炎を消さないようにと意識するタイプの人間がここにいます。