以前にも書いたが、ChatGPTを使うようになって一番最初に良い使い方だと思ったのは「正規表現を読む・書く」だった。もう、面倒な正規表現のルールを頭に入れなくていいし、他の人が書いたどう解読していいか分からない正規表現に取り組まなくてもいいんだ、と思った。
次に気に入って使っていたのが、電子工作の課題を出してもらったり、どう回路を繋げばいいかを教えてもらうことだった。電子工作関係の本に載っているサンプルは微妙に自分の置かれている環境と違う環境で実行していたものが載っているので、いっそ、自分の使っているOSと持っている電子部品を列挙して、これで何か適当な課題を出してくれと頼むといろいろ提案してくれるのがとても良かった。
最近は英会話を習っている関係で、英語の文法書などを読むこともあるのだが、特に今読んでいていいと思う文法解説書は大西泰斗さんの本だ。大西泰斗さんと言えばNHKラジオ英会話の講師などもしていて「ハートで理解する」というのを大事にしている。そういうこともあり、通り一遍の英訳ではなく、もっとネイティブの人が聞いてしっくりくる英語表現なども知りたくなっている。たとえば簡単な例だと「I like to stay helthy.」 と 「I will stay helthy.」のどちらの表現が良いかと訊いたら、シーン毎にこういう使い方が良いですよ、と違いを説明してくれる。ふむふむ。大西さんの本に書かれているのと同じニュアンスの違いを教えてくれるなあ、などと理解が深まる。英会話学習に最適じゃん、と嬉しくなる。←New
要は今の私にとってのAIは自分がやりたい学習をブーストするときに使うものだ。
逆に何かクリエイティブなことに使うというのはあまりしっくりこない。凡庸で平坦な、躍動感に欠けるアウトプットが出てくるイメージ。
私は学習することがライフワークみたいなところがあるので、AIの使い方はどうしてもそこにスポットが当たる。そういう、個々人のやりたいことのイメージがしっかりないと、逆にAIは使いどころが分からないものになっていたりするんじゃなかろうか。