自分の本

先日、書店に立ち寄った時に『自分の本』を見つけて、「そうそう、これこれ」と思って2025年のものを購入した。

文庫本サイズで、中は日付だけ入っている真っ白なページが続いている。

存在は知っていたのだが、買おうとは思っていなかったのだが、先日、知り合いの男性が隙間時間を見つけて今年版の『自分の本』にびっしりと日記を書いているところに出くわした。私よりかなり年齢が上のかたなのだが、細かい字で書き綴っていた。もう何年も続いている習慣ということだ。日付の下に簡単に見出しをつけているとのことで、そこを見るたけでもその日に何があったかがけっこう思い出せるとのこと。

もちろん、日記でなくても、イラストや創作でも、何を書くのも自由だ。影響され易い私は、だからさっそく買った。

実は以前より、ネット上に公開したくない胸のうちを書くこともやってもいいのではないかと思っていた。つらいことも悲しいことも。人には内緒にしたい嬉しいことも。いつからか、アウトプットはSNSに公開する、みたいなことばかりやるようになってしまってからね。人から読まれない媒体に、何が書けるだろう。それとも人から読んでもらえなかったらモチベーションが続かないだろうか。