先日、とある日曜日、ついに公民館で将棋デビューを飾った。
以前よりずっとどこかの将棋教室などに行きたいと思っていた。将棋アプリを入れて対局してみたりしていたが難易度の設定が難しく、ついつい自分が勝てる初心者向けの設定にしてしまう。やはり勝負事は人とでないと。ネットで探すと、子ども向けの将棋教室ばかり出てくるし、かといってベテランが多いところも怖い。
しかし、今年になって町内の役をやることになり「公民館の利用促進の案内をしてくれ」ということで曜日毎の公民館利用スケジュールが配られた。そこでは「卓球」「お茶」「囲碁将棋」「ウェルネス吹き矢」などのサークルが開催されている。「ウェルネス吹き矢?めちゃくちゃ気になる~」と思ったが残念ながら平日の昼間開催である。「囲碁将棋」は日曜の午前なので、これはいける!と思った。
それで羽生名人の将棋入門書を買ったりして最低限の知識だけ身に着けて、先日初めて公民館を覗いた。
そこでは長年の友という感じの老人4人が将棋を指していた。私は初心者ということで(しかしハンディはつけてもらえなかった)、やさしく教えていただきながらもボコボコにされたのであった。
「将棋のアプリの広告を押すとな、50万円はらえと言われたんだ。わしゃ、恐ろしくなってNTTにアプリを消してもらいに行ったんだ」などと語る老人たちとの楽しい交流。老後に向けてまた新たな趣味が増えて嬉しい。今は、毎朝5分ずつぐらい将棋のYouTubeを眺めてから出勤している。