最近は休日はたいがい野菜を干している。きっかけは『家事か地獄か』という本の作者さんが糠漬けや干し野菜を楽しんでいて私もやりたくなったからだ。
しかし、本格的な何段にもなっている干し網などを買っても私のことだからすぐ飽きてしまうかもしれない。ここは慎重に、無印良品の竹ざるを2枚買ってきてスモールスタートすることにした。
お隣からもらったゴーヤ、見切り品のピーマン、など、野菜があればいそいそと刻んで竹ざるに載せ、天日干しする。干し野菜のサイトなどを見ると等間隔にきれいに並べていたりするが、そんなに丁寧なことはしなくても良い。ガサッと竹ざるに載せるだけだ。
この暑さである。だいたいうちのベランダに陽が当たっている朝の8時から15時ぐらいの間だけ干す。夜まで出しっぱなしにすると湿ってカビが生えたりするらしいので取り込むのを忘れないようにしないといけない。
野菜を刻むのは全然好きじゃないが、干し野菜が作れると思うと割といそいそと野菜を刻むことができる。イヤホンでオーディブルの小説を聴きながらひたすら野菜を刻むのは、かなり楽しい。家事が楽しいだなんて、滅多と味わえる感情じゃないよなあと思ったりして、ちょっとほくそ笑む。
暑い暑い、と嘆くこともある私だが、この無料の、太陽光というものすごいエネルギーを活用できると思うと、暑いことがなんだか嬉しくもある。