習慣化の話の続き

以前、「みんチャレ」という習慣化アプリが良い、ということを書いた。使い始めたのは今年の初め頃だったが、使い始めた当初よりもだんだん使い方がうまくなってきた気がする。

「みんチャレ」は「健康」とか「学習」とか「美容」とか「スポーツ」などのカテゴリでさまざまな定員5人までのチームが作られていてその中から自分に合うテーマやメンバー構成を選んでチームに参加する、もしくは自分がオーナーになってチームを作ることもできる。

ここで大事なのは、自分に合わないと思ったらチームをどんどん乗り換えるということだ。たとえば報告(チャレンジ)に「OK」をし合うのだが、「OK」のみで何のコメントももらえない、つまり会話がないチームだとやる気が萎えてしまう。それぞれのチャレンジに暖かい言葉をかけあう雰囲気のあるチームのほうが続け易い。

また、「今日はできなかった」「最近がんばれない」という理由をオープンにし合えるチームのほうが良い。体調が悪い日が続いたり、家族の問題があったり。そういうことを打ち明け易く、同時に踏み込み過ぎない程度に悩みに対して共感し合えたら良い。この雰囲気は私が女性なので女性が中心のチームのほうが作り易いかも。

更に、学習系だとちょっとしたアドバイスがし合える方が良いので、学習テーマが具体的で互いのレベルが近い方が良い。「毎日少しでも勉強を頑張る」といった感じのチームにいた時は、お互いにやっている学習がバラバラなので互いに相手の学習内容が分からないせいでコメントもしずらく、けっきょく離脱してしまった。今は、電気回路系のチームにいてレベル感も近いので、「この問題が分からない」みたいなことを相談する人がいて、そうなるとこちらもちょっと解いてみよう、などとなって刺激になるし、良いテキストも紹介し合える。

最後になんとなく「続ける意義」みたいなのが分からなくなってくることもあると思うが、そういう人には『続ける思考』という本がとても良かったのでお勧めしたい。

ブックデザイナーである筆者がどうすれば習慣を定着させられるかを書いているのだが、すべて筆者の体験なので参考にし易い。筆者のかたはたくさんの習慣を継続されているが、特に面白いチャレンジとして、47歳の時に48歳までにマイケル・ジャクソンのナンバーの振りを踊って動画を取るという挑戦をされていて、実際にその動画のリンクが掲載されているのだけど、自分で工夫して少しずつ踊れるようになっていく過程のくだりを読んだときは大変勇気づけられた。

今は、私は「みんチャレ」は6チーム入っていて、すべてのチームのチャレンジを朝の出勤前までに終えてから出勤している。生活にハリが出て、自分に自信がついてきた。