メンタルの鍛え方

週末はずっとテニスのためのメンタル強化について考えていた。

きっかけは50~60代のテニス歴数十年の男性ばかりと一緒にテニスをしていたのだが、ついに心折れてしまったから。

歴の浅い(3年半)女性一人だと男性側としてはアドバイスしたくてうずうずしてしまうのだろう。いくらアドバイスをお断りしてもアドバイスされる日々が続いた。

そして先日メンバーの一人から、「山本さんのサーブはルーティーン(球をつくなどサーブするに至る一連の動作)を見るだけでフォルトするかどうか分かる」と言われたのがきっかけで、その日はもうその人の指摘が怖くてサーブが全然入らなくなってしまった。テニスはメンタルのスポーツというのはこういうところだなと実感する。

どんなにテクニックを磨いても磨いても、萎縮してしまって試合では負けてしまう。ではどうしたらいいんだろう。週末は何冊もメンタルについて書かれた本を読んだり考えたりした。

結局、私の取ることにした行動は3つ。

まず、疲労回復のために敢えてしっかり休む時間を取る。疲れていては集中が削がれてしまうため、元も子もない。なかなか上達しないのでついテニスの回数を増やしてしまい週4日テニスをしている時期もあったが、ここまでくると、もう若くないので疲労が蓄積してしまうと感じた。

2つ目は楽しくないと感じるサークルからはいったん抜けること。レベルも近い同じスクールのお友達と作ったサークルはとても楽しい。もっと「楽しい」という気持ちを大事にしよう。

最後に、メンタル面では私がこれまでも大事にしてきた成長の手段「ホームに安住せずにアウェイに行く」をやろうと思った。いつも同じメンバーとばかりやっているとメンバー間の関係性も固定化されてしまいあまり成長が見られなくなる。たまに全く知らない人と対戦すると緊張することも多いが、その緊張を乗り越えて知らない人と真剣に向かい合った経験ががあればこそ自信が持てることも多い。インドアでしかテニスをしたことがない人は、屋外の暑さや寒さ、風や湿気などさまざまなコンディションでの経験が少ない。ならば、さまざまなコンディションをできるだけ体験することで、自信を持とうじゃないか。

そんなわけでおじさんたちには「武者修行に行ってきます」と言ってお休みを宣言した私なのであった。