読書体験を刷新する

最近、読書はもっぱらAmazonオーディオブックAudible(オーディブル)を使っている。きっかけは先月の出張だった。三回ぐらい出張があったのだが、移動中に読む本をどれだけ持っていくか。あるいはKindleで用意するか。悩んだ。結局いつも、出張の後半は体力が尽きることもありホテルから自宅に出張の荷物を送ってしまうので、本が何冊か含まれることにはなる。

そもそも出張では何冊か読めるが、日常生活の中で読書時間が激減しているというのはこのところ抱えている悩みだ。読書時間が減っているのは、テニスにかまけているせいなのと、目が疲れやすいので夜は目を酷使したくない、という理由。考えた結果、Audibleの契約をした。今のところAudibleで順調に本を読み(?、聴き)進み、以下、読了している。

  • 『サピエンス全史 上巻』(ユヴァル・ノア・ハラリ)★★★☆☆
  • 『できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める』(勝間 和代)★★☆☆☆
  • 『半導体有事』(湯之上 隆)★★★★☆
  • 『幸せへのセンサー』(吉本 ばなな)★★☆☆☆

そして今読んでいるのは『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上巻』(アンディ・ウィアー)。面白い。

だいたい通勤の車の中かキッチンでの調理中に聴き、あとは寝る前に軽めのものを15分タイマーをかけて入眠。

メリットは、

  • 物理の本のように置き場所に困らない
  • 2倍速再生まで段階的に選べる
  • オーディブルに上がってくるタイトルから通常なら書店では選ばない本を気楽に試せる

デメリットは、

  • 図やグラフの情報は視覚からでないと得られない
  • 特に小説で読み手の声や読み方が自分のイメージと合わないことがある

最初は聴き洩らしによる情報のロストを気にしていたのだが、ちょうど『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(川内 有緒)という本を読んだことで「目で見ていたって情報は正確には全部得られていないんだよな」ということに気づかせてもらったので、情報を聞き洩らさないぞ、みたいに頑張ると疲れるから適当でいいよな、という考えになったのであった。当面、読書はこのままAudibleに頼ろうと思っている。

ちなみに「本の要約サイト flier(フライヤー)」も試してみたけど、10分で読める本の内容を要約を読んでも情報が脳を上滑りしていって、全然つまんないのでお試し期間中に解約してしまった。

ところで、これが今年最後のブログ更新かもしれないので、夫の最新の夕飯を載せておく。クックドゥの回鍋肉である。今年はだいたい、麻婆豆腐、冷凍餃子を焼く、ハムステーキと目玉焼き、カレー、合わせ調味料シリーズのキャベツと豚肉使ったやつ、などのパターンを繰り返していたが、何とか月に1度以上作ってくれていた。

ということで、今年読みに来てくださった皆さんありがとう。来年も夫の料理ともどもよろしくお願いします。